五月晴れ。
朝、カーテンを開けると青空が広がっていて光は柔らかい。
今日は久しぶりにモーニングをしに行った。天気予報を調べると最高気温が30度になっていたので、暑いだろうと思いノースリーブにカーディガンを肩に羽織る装いで外に出る。だけども朝だからか気温はそこまで高くなくて、涼しい。心地の良い爽やかな風が私の肌を纏う。道路沿いの川面は光でキラキラしている。川が流れる音、川沿いの雑草が気持ちよさそうに揺れている。緑の香りがする。イメージの色はクリームと緑かな。モーニングなんていつぶりだろう。幸せだなあと多幸感に浸りながら歩く。
お店に到着し、2階に案内され急な階段を登る。人が少ないからか好きな場所を選ぶことができた。迷わず窓際を選んだ。私は高い場所から人の動きを見渡すのが好きだ。子供の頃から不思議な動きをしている人や怪しい人など、なんとなく「気になる人」を目で追ってしまう癖がある。人見知りや恥ずかしがり屋ということもあって母の背中に隠れて、そーっと大人の動きを見ていたりした。私の中の好奇心、はたまた危険察知能力とやらが発動しているのかもしれない。不可解な言動や動きをする人が次にどんな行動をとるのか、安全な人物なのかどうかを確かめたくなるのだ。そんな「気になる人を目で追ってしまう癖」を自覚するのは中学生の頃だった。グラウンドで隣にいた男子生徒の動きを無意識にじっと見ていたのだろう。その子がどんな動きをしていたのかは思い出せないが。すると、パッとその男子生徒と視線が合い「見てくんなや」と言われ驚く。「あ、見ていたのか」とその時初めて自覚した。もしかしたら普段から同じようなことをしているのかもしれない。また相手を怒らせたり、不快な思いをさせてしまうことがあるかもしれない、と思い安全な場所から人を見るようになった。
運ばれてきたモーニングを食べながら外を歩く人を見ていたが、特段変わったことはなかった。 1時間程で店を出て、次に本屋へ向かった。


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